解決事例

事例 - 実家の管理(親が一人暮らし)

現在、古い一軒家に一人暮らしをしている母(84歳)が心配な長女からの相談です。父は他界しており、母には、長女と次女がいます。母の足腰が最近悪くなってきており、将来高齢者施設への入居を考えております。財布や預金通帳がどこにあったかわからなくなったりするなど、母の物忘れが最近増えており、認知症の程度が進むことを心配しています。

事例 - 高齢者アパートオーナーの資産管理

アパートを複数もっている父がいます。子供は長男、長女の2名です。父は自分でアパートの管理を行っていますが、先日も外出先で急に倒れ、数日間入院する等、体調も悪くなってきました。今は無事退院しましたが、物忘れが出始めており、認知症も心配です。今後、認知症の程度が進むと、アパートに入居希望者が出た場合や退去者がでた場合の契約手続きのなどのアパート賃貸管理や修繕、相続の問題が心配です。

相続対策としてアパートを新たに建築

駐車場を所有している88歳の父は、アパートを複数もっています。子供は長男1名で母(83歳)も健在です。 父親はハウスメーカーからの勧めもあり相続対策として駐車場にアパートを建築する予定であり、アパート完成まで1年弱期間をかかると言われています。 アパート家賃収入は父母の生活費に充てる予定で、父の他界後は母が引き継ぐ予定です。 父も高齢のため、物忘れが徐々に出始めており、建物完成までの間に認知症が進み、判断能力が喪失した場合、完成後のアパートはどうなるのでしょうか?

相続後の共有トラブルを回避

母には長男と長女(同居)がおり、夫は10年以上に他界しています。 長女は数年前に離婚し、実家に戻ってからは、母と同居し献身的に母を支えています。 長男は他県にマイホームを購入し家族と住んでいます。母には自宅兼アパート(以下、「不動産」といいます。)以外資産はほとんどありません。 不動産は長女に相続させたいと希望しておりますが、長男長女それぞれの家庭に孫もおり、どうすればよいか思案しています。

認知症の配偶者に財産を遺したい

母が重度の認知症のため施設に入所しており、実家で一人暮らしをしている高齢の父が心配な長男からの相談でした。 母の施設の費用や日常生活費の支払いは全て父が行っており、実家の名義や財産は全て父の状態です。 最近父が出先で転び、骨折をしてしまい入院をしまったのを機に、体調が悪くなってきました。 父が高齢なことから父にも認知症が発症したら今後の母の介護のことや父のことについてどうなってしまうのか心配です。

後継者育成と相続後の会社経営トラブル防止

現在、会社経営をされている父からの相談です。父が会社の株を全株所有しています。 子供が3名おり、長男が会社で働いており、後継者として育てている最中です。 最近体調も不安定で、体力の衰えも感じており、3年後を目途に会社を引き継ぎ、引退したいと考えています。

家族信託で高齢の母の財産管理と相続先の指定を行うケース

松戸市内で一人暮らしの母と近隣に住んでいる長女(離婚しており、子供1名と同居)からの相談です。母には亡夫から相続した時価4000万円の自宅と3000万円の預貯金があります。母は最近物忘れが出始めており、将来的に自宅を売却して施設に入居することも検討しています。

家族信託で父所有の遠方のアパートの管理と相続方法を定めたケース

父母は青森の実家で暮らしていましたが 、高齢の両親だけで雪国で生活することに不安を覚えた長女が 千葉市の自分の家に呼び寄せ、3人で暮らしています。次女もすぐ近所に住んでおり、家族仲は良好。青森の自宅は引っ越す際に売却して処分してきましたが、父名義のアパートが青森にあります。立地条件が良く入居者も絶えない優良物件ですが、築30年の木造アパートのため、そろそろ建替えや、大規模修繕が必要になってくるかもしれないと考えています。しかし、今のところ長女も次女もアパート経営にあまり興味がなく、場合によっては売却も考えていますが、最近父の物忘れが激しくなってきたため、今のうちに対策をしておきたいと考えています。

一人暮らしの高齢の母。今後の介護へ備え、夫と協力して財産を管理するケース

千葉市内で一人暮らしの母と隣の市に住んでいる長女(一人っ子)からの相談です。母には亡夫から相続した時価2500万円の自宅と2000万円の預貯金があります。 母は最近、足腰が弱くなってきており一人暮らしもそろそろ難しくなってきているため、将来的施設に入居することも考えなければなりません。施設に入居すると空き家になってしまうので、売却するか賃貸に出すという選択肢も検討しています。ただ、しばらくは自宅に住んでいく予定であり、施設に入ったからといってすぐに売却してしまうのもどうかと考えているところです。

兄弟仲が決定的に悪く、親が死亡した際の相続争いを避けられないケース

市川市内で一人暮らしの母と都内に住む長男、母と同じ市川市内住む長女からの相談です。母には亡夫から相続した時価3500万円の自宅マンションと4000万円の預貯金があります。 母は最近、足腰が弱くなってきており一人暮らし難しくなってきているため、そろそろ介護施設に入居することも考えています。入居すると自宅が空き家になってしまうので、売却するか賃貸に出すという選択肢も家族で検討しています。

父死亡後も信託を終了させず、財産を相続する母の財産管理を引き続き行ってもらうケース

船橋市内で母と暮らす父は自宅の他にアパートを所有しています。年金の額は父母ともにそれほど多くはないため、アパートの家賃収入が主な収入源となっている状態です。父は高齢になってきたため、一人っ子である長男に財産管理を任せたいと思っていますが、自分の死後、長男にそのまま財産管理を継続してもらい、母の生活や介護などに必要な財産管理も引き続きお願いしたいと思っています。

夫婦に子がなく姪に財産管理をしてもらうケース

都内で暮らすこの夫婦はマンションを共有しており、夫は他に駐車場も所有しています。夫婦に子がなく、夫は一流企業の会社員として、妻は公務員として定年まで勤め上げたので、どちらもそれなりの資産を有しています。どちらも特に兄弟仲が悪いわけではありませんが、最近はほとんど行き来もありません。そろそろ自分たちも高齢になってきたので、近所に住んでいて何かと世話を焼いてくれる姪(妻の亡くなった兄の長女)に、これからも面倒を見てもらう代わりにすべての財産を相続してもらいたいと2人でよく話しています。

不動産売却まで時間がかかりそうなケース

木更津市内で暮らす高齢の両親を持つ、長女・三女からの相談です。木更津の実家は、父の家系が代々続いてきたものなので、自宅の他にも山林・田畑など無数の不動産を市内に所有しています。3人の娘もそれぞれ他の土地で暮らしているので、木更津の土地を相続しても使い道がないため、両親が健在のうちになるべく自宅以外の不動産が処分したいと考えています。 そんな折、父所有の国道沿いの土地を買いたいという話が不動産仲介業者経由で出てきました。しかし、調べてみると、隣地との境界杭が打たれていなかったり、しっかりと測量されていないことがわかり、売却するには、土地の確定測量や境界確認などを経なければなりません。

子ではなく近くに住む孫に受託者になってもらうケース

柏市内のマンションで一人暮らしをする母を持つ長女からの相談です。母には亡夫から相続した時価3000万円の自宅マンションと3000万円の預貯金があります。母は足腰が弱く車椅子生活になっているが、娘が2人とも海外で生活してるので娘たちが介護することができないためマンションから近隣の老人ホームに移って生活している。母名義のマンションには、現在孫夫婦が暮らしているが、子どもが生まれると手狭になってしまうので、子どもができたら一戸建ての住宅を購入して引っ越す予定です。近くに住む孫に母の財産管理を任せられないかと考えています。

先代から相続したテナントビルが共有になっているケース

八千代市に住んでいる次男とその長女からの相談です。次男は3人兄弟で先代から相続した市内のテナントビルを兄弟で共有しています。共有になってからは、ビルから生まれる賃料収入は兄弟で3等分しています。次男はビルの近くに暮らしていますので、これまでは管理会社や顧問税理士とのやり取りなどは次男が兄弟を代表して窓口となっていました。しかし、最近は高齢になってきたため、同居している長女に物件管理を助けてもらうことが多くなってきました。次男は今後の管理に不安がありますし、兄弟が亡くなった後にそれぞれの子たちが相続すると、共有者の数が一気に多くなってしまう可能性もあるので、今のように良好な共有関係が築けるかどうかわかりません。何よりビルの修繕・賃貸契約・売却などの判断も共有者全員一致で行わないとならないことを考えると、この世代にうちに何か対策しておきたいと考えています。